最近、この老子の言葉が胸に響いています
知足者富
足を知るものは富む
簡単に訳せば、満足することを知っている者は
たとえ貧しくとも精神的には豊かで、幸福であるということ
人間の欲望にはきりがないが
欲深くならずに分相応のところで満足することができる者は、心が富んで豊かであるということ。
足を知る
こんな簡単な言葉ですが
満足することを知ることは、実は非常に難しい!!!
人には、自分が手にしているものを嘆き、
自分に無い物を渇望するという性質があります。
このような性質を指して老子は、
「自分の内側に目を向けず、自分の外にばかり目を向けている」と表現しています。
すなわち、常に自分の外側ばかり見て“自分にないもの”を求めていると、
次から次へと欲しいものが出てきてしまう
!
“足る”を知るということがなく、
「もっと」「まだ足りない」と、際限なく欲してしまうのです。
足るを知ることがないということは、満たされることがないということ。
常に不満が残るので、心穏やかに生きることができなくなってしまいます。
それは私も決して例外ではなく、心のモヤモヤを晴らす代償として
自分の好きな物を買うという行為を黙認していました
そうした結果ここ数年来、私も大量の物を買い込んで来ました
今にして思えば、物質世界のドグマに完全に陥っていたようです
この早春頃から、目の前のベールが取り払われたかのようにクリアーになってきました
今までの数年間
私は自分自身の中に何を読み取っていたのでしょう?
本来のお役目をすっかり放りだしていたのかもしれません
神人合一・自人一体
神道の教えとして神人合一(神人一体)・自人一体というものがあります
神人合一とは、人の本体は魂であり、人というものは
神そのものの分けみ魂(たま)を頂いていている神の分けみ魂(たま)の容れ物です。
人は魂が止(とど)まる器、本来は霊止(ひと)であり、神様そのものの神性の器であるという意味になります。
自人一体とは、自然と人とは常に一体のものであり、自然がなくなったら人は生きていけない。
そして自然全てに神が宿り、そして自然と共に人は生きていくものであるという自人一体という意味になります
私は特に特定の宗教を信仰している訳ではありませんが
この教えに関しては深く共感します
この混濁していた数年の埃・垢を削ぎ落とすべく
出雲行きを控えたこの時期が最適のタイミング
大型連休期間を生活の見直し、立て直しに取り組もうとスタートを始めました
これまでにも何度も繰り返し断捨離の真似事をしてきましたが
結局、懲りずに溜め込んでいる
そんな不甲斐ない現状を一気に払拭!
今日は和箪笥の中身を放りだし、何年も眠っている古い意識を一掃する予定
自分の中の価値観を再確認
潜在意識の根底から覆すような我が身のアセンションと向き合っています
どうやらデトックスって、身体の浄化だけに留まらないみたい
自分自身を厳しく見極める眼を持ちたいと思うわね。